素人が一から看板を作成してみた

看板作成に至った経緯

 当サイトにご訪問して頂き誠にありがとうございます。

 本日は、看板の作成方法についてまとめてみました。 タイトルにもある通り、全くの素人が様々なネットにある情報を駆使して作成しましたので、プロの方から見れば全然なっていない事は多々あるかと思いますが、その辺りはご了承下さい。

 当教会の看板は3代会長が立てた看板でしたが、20年以上前の物でしたので板が痛み書いた文字も読めなくなっていました。その様な状態の看板を、教会長講習の担任の先生がGoogle Mapでご覧になり、「教会の役割は、お扶けの道場であるわけだから、どこに教会があるのかわからない状態では良くない。しっかりとした看板を掲げてここに天理教の教会がある!という事をわかってもらわないといけない。」と教会長就任後はしっかりとした看板を立て直した方が良いとのアドバイスを受けました。

 そこで、看板屋さんに看板の作成を見積もって頂きましたら27.5万円(税込)との見積もりでしたので、当教会の財政的には厳しく、看板屋さんにはご足労頂いて大変申し訳なかったのですが御断りをさせて頂きました。

 しかし、本部員の先生からのアドバイスでしたので、諦めずにどうすれば良いか試行錯誤を繰り返し「そうだ、自分で作成しよう!」という決断に至りました。それからネットで色々と情報を集めて、木も近隣教会の教会長さんにお願いして、比較的安価に仕入れさせて頂きました。

 自教会の看板作成について、ご相談などありましたら、下段のコメント欄よりご連絡下さい。

木材選定と研磨

 木材は各地方でも生息する木々が異なりますので、手に入りやすいにくいがあるかと思います。また、それにより値段も異なってきますので、一概にどれが良いという事はないかと思いますが、出来れば素材の硬く材質が蜜のものが好ましいかと思います。

 今回、私が使用したものは、センノキという木材です。センノキは北海道に多く生息しており比較的手に入りやすいですが、やはり高価で取引されるものです。楢の木の次に硬く、家具材などとしても使用される木材です。木材は乾燥をかけてもらう事で、より強度が増し長持ちします。

 板目と柾目ですが、看板の幅の30cm前後を木材から取ると板目が中心部にあり、端は柾目になるかと思いますので、出来るだけ柾目が綺麗で、節が無いものを選定して頂ければ良いのかと思います。

 木材は製材の際にある程度研磨してもらっているかと思いますが、最後に紙やすりで丁寧に研磨します。木材の製材が荒い場合は、目の粗いものから研磨(600程度)して、最終的に目の細かなもので研磨すると良いかと思います。今回はある程度研磨が済んでいるものでしたので、目の細かな紙やすり(1500程度)で、サンダー装置を使用して研磨しています。サンダー装置を使用する事で、板の面に対して平らに研磨をすることが出来ます。

 木材の表と裏は、年輪を確認して木が生えている時に外側になる部位が表として使用します。外側を表にして使用しないと、年輪の目が起き上がってくる場合がありますので、出来る限り外側を表として使用します。また、柾目を見て年輪の狭い方が上になります。しかし、木材に割れなどがあれば、表裏、上下反対に使用しても問題はないと思います。

 今回使用した木材のサイズは高さ1800mm、幅265mm、厚さ30mmのものを使用しています。

木材 塗料塗り

 研磨が終わりましたら、塗料を塗ります。今回私が使用したものは、水性木部保護塗料 (メープル)です。塗料は2~3回塗りますが、1回目の後は木の目が毛羽立つので、それを紙やすりで軽く削ります。この時は、サンダー装置で強く削ると、塗料が団子になって木材にくっついて取れなくなります。手で軽くこすり、紙やすりの目に塗料が団子になってついていないか確認しながら軽く研磨します。団子になっている場合は、その部分は使用しないようにして丁寧に研磨していくと良いかと思います。

 天井部は水が浸みないようにしっかりと塗布します。

マスキングテープを貼り文字入れ

 まず、板にマスキングテープを貼ります。マスキングテープは剝がすときに綺麗に剥がせるニチバンを使用しています。

 文字はパソコンでA4用紙に大きさを調整して印刷します。今回使用した字体は「白舟極太楷書教漢」です。無料でダウンロードできますが、文字数に制限があります。教会名の文字の字体が無い場合は、下記QRコードのフォームページに文字を入力して、画面をコピーして大きさを調整して使用すると良いです。少しドットが荒くなりますが、そこはセンスでカバーです。ちなみに、「旭」は無料版になかったので上記方法でしています。ご自身のパソコンで他に良い字体があればそれを使用してもらえれば良いかと思います。文字が決まれば、マスキングテープの上にカーボン紙を敷いて、印刷した文字を上からボールペンなどでなぞり文字を転写します。

 また、手書きの文字を使用する場合は、マスキングテープの上から書いてもらえれば良いかと思いますが、マスキングテープの上でも塗料がはじかない物を使用すると良いかと思います。

文字彫り

 今回は、文字を「かまぼこ彫り」という手法で彫りました。

 方法は、まず尖刀型の彫刻刀で文字の線を切っていきます。この際の重要ポイントは、2つあります。

1つ目:右手で抑えて、線の向きに合わせて、左手の親指で押すようにして、はみ出たりしないように力を加えることです。右手で押したり引いたりすると、勢い余って飛び出ますので、添えている感じにして、あくまでも動かすのは左手の親指で強さを調整して彫り進めます。また、刃の切れ味が悪くなったと思ったら、こまめに刃を研ぐようにします。

2つ目:文字の内側に刃を向けて彫ります。彫るイメージは下記の通りなので、少し内側に斜めに切り込みをいれます。

 文字に切り込みを入れたら、文字部のマスキングテープをはがして、切り込みに向かって、細いノミで切り込みを入れます。

 その後、三角彫刻刀で周りを彫っていきます。マスキングテープが傷つかないように気を付けて彫ります。角の尖った細かな部分は後で、機械で彫るので無理して彫って傷をつけないようにします。上記の通り、大まかに文字を彫った後は、中央の丸みを帯びさせるために、「篆刻刀 木彫り木工専用 DIY」の尖刀で、最初の塗料を剥がす程度に表面を丁寧に彫っていきます。

 ノミはホームセンターで安いのを購入しても良いと思います。彫刻刀は500円/1本前後のもので切れ味が良いのを選ぶ方が良いです。

 ノミを入れる際に、板目の部分の目に沿ったところは、板が割れやすいので気を付けて入れて下さい。また、文字の割れたらいけない部分は予め切れ目を入れてからノミを入れるようにします。

 文字の先の尖った部分(払いなど)は、機械で丁寧に彫ります。今回は下記の、「ミニルーター」を使用しました。研磨も手でやるより断然早く綺麗に出来るので、一台あると便利です。先端部分以外も細かな部分はこの機械で綺麗に彫っていきます。

 彫るのが一番大変ですが頑張って下さい。色々とコツがありますので、その都度わからない事があれば問い合わせください。

文字下塗り

 下塗りには、カシュー自然乾燥下地2号を使用しています。少し薄め液(カシュー専用シンナー)で薄めて使用した方がいいです。

 この下地を塗る理由は、マスキングテープの隙間を埋めて、上塗りをした際に、液が板とテープの間ににじまないようにする目張りの役割がありますので、少しはみ出るくらいに塗ると良いです。また、マスキングテープが剥がれている部分は再度貼りなおして、修正しておかないといけないです。

 また、下塗り後も表面を綺麗に研磨します。研磨は手動でも良いですが「ミニルーター」で綺麗に研磨すると作業が速く進みますが、目張りした部位を剥がさないように気を付けて研磨します。

文字中塗り

 中塗りは、「カシュー 自然乾燥 サフェーサー」を使用しました。中塗りを塗って乾燥後、紙やすり(水ひき)1000~1500で凹凸を無くすように丁寧にやすり掛けをします。紙やすりは、2cm程度に切って人差し指で丁寧に削っていきます。

文字上塗り

 最後の仕上げです。上塗りをします。今回使用したのは、「油性漆塗料 カシュー色 #91 黒、1缶(80mL)」です。

ムラが出来ないように丁寧に塗ります。塗料は多く塗り過ぎないように注意します。多く塗り過ぎると、表面だけが乾燥して、中が乾燥せずしわが出来てしまいますので注意して下さい。 (自分は少し失敗した部分があります)

 また、あまり気温の高いところで塗ると、気泡が出来てしまいます。気泡が出来た場合は乾燥する前に、刷毛で丁寧につぶしていきます。次の文字を塗り終わった後に、前の文字の出来栄えを確認するようにした方が良いです。あまり時間が経ち過ぎると乾燥して、刷毛で触るとムラになります。

 十分に乾燥したら、マスキングテープを丁寧に剥がしていきます。細かな部分はヘラなどを使用して丁寧に剥がしていきます。

 剥がし終えた後は、きわの部分に塗料がはみ出ている部分をプラスチック製のヘラ(金属製はダメです)などで少し削りますが、しなくても良いかもしれません。あまりこだわると周りに傷がつきます。

看板取り付け

 取付方法は、場所によっても異なるかと思いますが、今回私が行った方法を紹介します。

 ホームセンターでステンレスL型アングルの丸穴300mmを4本購入しました。まず、アングルを看板の裏面の上下に2本取り付けます。看板の裏面に取り付ける際には、ネジを入れた際に木が割れないように、ネジ穴をあけておきます(貫通しないように気を付けて下さい)。取り付けたアングルの上下の幅を正確に計測して、取付場所にも同じ幅でアングルを2本取り付けます。

 イメージとして左図の通りアングルを重ね合わせて端の穴4箇所をボルトとナットで固定します。アングルを取り付けたネジの頭が出ているとアングル同士が重ならなくなるので、皿ネジを使用する事をお勧めします。

費用総額

 最後まで御覧くださりありがとうございます。

 今回、かかった費用の総額は下記の通りです。

        名称 価格
センノキ(1800×300×30mm)¥20,000
サンダー装置¥5,271
水性木部保護塗料 0.7L メープル¥1,213
アサヒペンお得用目地用刷毛10本パック¥1,621
ニチバンマスキングテープ2巻入
50mm×18m 222H-50
¥297
カーボン紙 黒 A4 片面 100枚 セット¥798
ミニルーター 6段変速 150PCSセット¥4,680
パワーグリップ彫刻刀 三角 1.5MM¥503
三木章 パワーグリップ彫刻刀 際 7.5MM¥549
カシュー 自然乾燥下地2号¥3,289
カシュー専用シンナー¥879
カシュー 自然乾燥 サフェーサー¥3,509
油性漆塗料 カシュー
色 #91 黒、1缶(80mL)
¥769
         総額¥42,829

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