2025年2月月次祭講話要約「人を勇ませる言葉」

 只今は2月の月次祭を皆さまとともに陽気に勇んでつとめさせていただけたこと、心から嬉しく思います。ご参拝いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
 今年の旭川は、寒さがマイナスでも1桁で、雪もとても少ない年です。ただ、本日は20cmくらいの積雪がありましたが、それでも、他の地域では豪雪による被害に比べると過ごしやすい冬で、この地域で過ごさせて頂いている事に感謝することは大切かと思います。

本日は、「人を勇ませる言葉」についてお話させて頂きます。

 私たちが日々の生活の中でどのような言葉を使うかによって、周囲の人々の心に大きな影響を与えます。言葉一つで人を励ましたり、勇気づけたりすることができます。しかし一方で、無意識のうちに相手を傷つけてしまうこともあります。それだけ、言葉には大きな力があります。最近ではSNSなど顔が見えない環境で特定の人を過度な誹謗中傷をして、自殺まで追い込むようなケースもあります。またSNSで発信された嘘のニュースが、本当の事柄の様に伝わり、人を貶めることもあります。

では、人を勇ませる言葉とはどのような言葉をいうのでしょうか?

 言葉で「安心させる」「やる気を起こさせる」「元気を出させる」「不安をなくす」など、人に良い影響を与える言葉こそが「人を勇ませる言葉」なのではないでしょうか。逆に、「人のあらばかり探して指摘する」「すぐに腹を立て怒る」「人を責め立てる」「不安にさせる」など、人に悪い影響を与える言葉では、なかなか勇ませることはできません。「感謝を忘れず、お礼の言葉を伝える」「相手を責めず、前向きな言葉を選ぶ」「優しくいたわりのある言葉を選ぶ」。このような言葉こそ、人を勇ませる言葉として大切ではないでしょうか。

〇感謝を忘れず、お礼の言葉を伝える

 私たちは「人を責めよう」と思って言葉を発しているわけではないことも多々あるのではないでしょうか?「人を責める」のではなく、「その人のために、仕込んでやってる」と考え、人を責め立てた事を悪い事と思わず、むしろ良いことをしているように感じる人もいるかもしれません。逆に、本当に「その人のために」と思って愛情を持って伝えた言葉を、「責め立てられた」と受け取る人もいるかもしれません。
 人はどうしても、欠けた足りない部分にすぐに目がいきがちです。9割完璧にできた事には感謝もせずお礼も言わず、1割できていない部分に対して「なぜ出来ていない!」と責め立てる。やらなかったら怒り、やったらやったで怒る。例えば子育てでも、「勉強しなさい!」と叱るだけならまだしも、勉強をしてもその事を褒めもしないで、「姿勢が悪い!もっと背筋を伸ばして」「字が汚い、もっと丁寧に書きなさい!」などと怒る。掃除をしても「ここが拭けてない!」「ここやったん?」「これ残ってるし!」などと怒る。これでは、相手はやる気をなくし、「どうせ怒られるなら、やらない方がマシ」と思ってしまいます。特に夫婦、親子、上司部下などの近しい間柄では、出来ている部分を褒めなくても、お礼を言わなくても、相手は感謝していることを分かってくれるだろうという、根拠のない自信によって関係が破綻することもあるため注意が必要です。相手が心を読める超能力者であれば別ですが、普通は言葉に出さなければ、その感謝の気持ちはなかなか伝わりにくいものです。そして、言葉に出していないと本当に自分自身の心から感謝の気持ちが薄れて、ついには感謝の気持ちが心から完全に無くなってしまいます。すると9割の出来ていることに感謝できないので、1割の出来ていない事を常に不足に思い、いつも腹を立てるようになり周囲の人の信用を落とす事になります。そして、その事にハッと気づいた時には「時すでに遅し」で、関係性をとり戻すことはとても困難になってしまいます。ですから、日ごろから感謝を忘れず、お礼の言葉を言う事を心がけましょう。

〇相手を責めず、前向きな言葉を選ぶ

 人を勇ませるためには、「聞くべきところ、言うべきところを間違えぬようにする」ことが大切かと思います。そのためには、まずは相手の話をしっかりと聞き、その人にとってどのような言葉が必要なのかを見極めることが大切です。また「風を吹かさず息をかける」すなわち、強い言葉で相手を圧倒するのではなく、相手の心にそっと寄り添い、強情や理屈、不足の心から出る言葉ではなく、愛情と思いやりを持った言葉を選ぶことが重要です。例えば、相手の間違いを責めるのではなく、次に「どうすればよいのか」という事を一緒に考える前向きな姿勢を持つことが大切です。

〇優しく、いたわりのある言葉を選ぶ

 いつもお話していますが、相手を責めるときほど強い言葉になりがちです。特に自分は正しく相手が悪いという正義を振りかざした時、強い立場の者が弱い立場の者を責める時は、周りが聞いても心地の良い言葉ではない事が多いものです。
 我々ようぼくは「おさづけの理」を拝戴しており、おさづけを取り次ぐことができます。おさづけを取り次いだ際には、親神様様のご守護のありがたさをお話させていただく事もあります。この際にも十分に気を付けておかないといけない事は、相手を説き伏せたりするような言葉や態度を慎まねばならないということです。相手は身上や事情で悩み苦しんでいるのですから、優しくいたわりながら親神様の教えを伝えて、心に治めてもらえるような言葉で伝えなくてはなりません。

 人を勇ませる言葉とは、単に励ますことではなく、相手の心に光を灯す言葉であると思います。私たちの究極の目的は「陽気ぐらし」です。「感謝を忘れず、お礼の言葉を伝える」「相手を責めず、前向きな言葉を選ぶ」「優しくいたわりのある言葉を選ぶ」 。これらの言葉を大切にして、周囲の人々を勇ませる生き方を目指していきましょう。

ご清聴ありがとうございました。

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相談者:教会長
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